ハープの弦の張り替えについて書いています。

グランドハープ上部ド#の状態
ハープの弦

ハープ

足元のペダルを踏むと半音上がる仕組みのグランドハープ。

足元のペダルを踏むと、上部分が動く仕組みになっています。
1段踏むと、上部分が動いて弦をクッと引っ張ることで弦に圧がかかり、半音上がる仕組みになっています。

圧がかかる弦の部分がすれやすくなり、そこから切れる事もあります。

↓切れた弦の写真です。
左側は、留めの部分になります。

弦の切れ端
切れた弦

弦を張り替えると、ハンマーでキュツキュツと閉めていく事になります。
張り替える前に、ハンマーで何度か逆方向に緩ませてあげましょう。

それから張り替えを行っていきます。

弦を芯に結ぶ

太めの弦を止めにして、細い弦を結びつけます。
芯に真結びの形でも出来ますが、下の結び方だと、ほどけにくいです。
参考にご覧ください。

まず結び目を作っていきましょう。
右手側の弦が上になっています。

弦1
弦結び1


右手側の短い弦を穴に通し、結び目を作ります。

弦2
弦結び2


留めの芯を入れていきましょう。

弦3
弦結び3


右手側の弦を左側の半月状の穴に入れて結び目を作ります。

弦4
弦結び4


短い弦を引っ張って結び目を作っていきます。

弦5
弦結び5


短い方の弦を引っ張った状態です。
芯と弦の間にはまだ緩みがあり、芯から外れやすいので、手で押さえつつ弦の張り替えへと進んでいきましょう。

弦6
弦結び6


この結び目にもう1結びを行うとより強固になります。

弦を張り替える順番

ハープの裏側から弦を入れていきます。

ハープの裏側
ハープの裏側


芯に留めてある弦を手で押さえたまま、片方の手で裏側からすーっと弦を差し込んでいきます。

弦7
右手は押さえたまま


裏側に弦と芯が止まった事を確認したら、弦と芯が取れないように左手でぐっと引っ張ります。

弦8
弦と芯が取れないように引っ張ります


長い方の弦を、上へと引っ張り上げていき、上部の穴に通します。
少し弦にたるみをもたせてからハンマーで閉めて、巻き上げていきます。

グランドハープ上部
巻いていきます


巻き上げはハンマーで、少しずつ回していきます。
巻いていく弦が奥の方になっていくように巻いていきます。


その音に近付いてきた所で、巻き上げを止めます。
1,2音下の音で最初は止めましょう。

ハープチューニングハンマー
ハンマー


初めから、きつく巻き上げると切れる事もあります。
次の日にもう少しその音に近づくようにハンマーで巻きます。
そしてまた次の日に巻いてetc

少しずつその音に近づけていきましょう。

張り替えたばかりの弦は、音程が安定しにくく音が下がりやすいです。
1週間もすると音が馴染んできます。

弦の種類

ハープによって、弦の種類が違います。
参考にご覧ください。

小型のサウルハープ

ナイロン弦。

小型のサウルハープ



中型アイリッシュハープ

音の低い方がスチール弦。
他はナイロン弦。

手前サウルハープ♪奥はアイリッシュハープ




グランドハープ記事

音の低い方からスチール弦・ガット弦・ナイロン弦。

イルミネーション3
グランドハープ


ハープ

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